昨日のブログでLinkedIn(リンクトイン)の活用方法として
- 同僚のプロフィールを見たり、繋がったり、彼らのSkillやBackgroundを知る
- 同じ職種や業界の人のプロフィールを見てキャリア設計の参考にする
という話をしました。
今日は、プロフィールの作成のポイントについてお伝えします。基本的な操作方法についてはLinkedIn公式の記事があります。
たったこれだけ!LinkedInの使い方② 魅力的なプロフィールを作るには?
私の記事では「キャリアアップのチャンスを掴む」ことを目的に、企業の人事やキャリアエージェントを意識してappealingなプロフィールを書くコツをお伝えします。
まずは、Good Newsから。
LinkedInに登録している日本人のビジネスマンで、プロフィールをしっかり書けている人はほとんどいません!(笑)
なので、ここをやるだけで、LinkedIn登録者の日本人の中ではほぼトップの層に入れます。
私はLinkedInを見るのが趣味なので(笑)、毎日プロフィールを何人も見ていますが、日本人の登録者で多いのは
- とりあえず登録しただけで名前以外空っぽ
- 勤めていた会社の羅列のみ
- 業務内容や実績の説明なし
というような感じ。これがほぼ90%くらいです。
ですので、まずは基本情報と各ポジションでの業務内容を(簡単でいいので)書いてトップ10%に入りましょう。
それだけでも、企業やエージェントからメッセージは来ると思いますが・・
さらに「キャリアアップのチャンスを掴む」ために意識するポイントをお伝えします。それは、「自分が進みたいキャリアに繋がるストーリーになるように自分の職歴を再編集して書くこと」です。
(ちょっと分かりにくいので、具体例で嚙み砕いてご説明しますね。)
例えば「営業の組織をマネジメントするポジション」にあなたはチャレンジしたいとしましょう。
「そのポジションに求められる要素は何か?」を考えるというのが最初のステップです。
営業マネージャーであれば、おそらくこのような要素が挙げられるでしょう。
- 数字で結果を出す
- 部下のマネジメント
- 顧客から信頼を得る
あなたの過去の経歴がどのように上記につながっているか?という事にフォーカスして、経歴を書きます。
【ダメな例】
大手メーカーA社で営業職に従事。売上目標120%を達成。
【良い例】
大手メーカーA社 法人営業部で課長補佐として社員4人のチームのマネジメントを担当。チームの成果を上げるため〇〇の仕組みを提言して、メンバーへ教育を行う。
〇〇業界最大手の法人のお客様に自社商品を採用いただくための、戦略作り、人脈作りを行い、社内をリードしながら営業活動を実行。△△の分野で××システムを導入いただくことに繋がり、チームの年間目標に対して120%達成。
上記は「営業の組織をマネジメントするポジション」を目指した場合ですが、
同じ人の経歴でも例えば「外資系スタートアップの日本法人」に入社したいのであれば、
- スピード感
- 制度が整っていない中でも結果を出すタフネス
- 本社を巻き込み日本の事業をリードする馬力
などが求められるので、書き方の切り口もまた変わってきます。
【外資系スタートアップ向けの良い例】
大手メーカーA社 法人営業部で課長補佐として社員4人のチームのマネジメントを担当。営業目標達成のため、〇〇業界向けの新ソリューションの立案を推進し、社内体制作りをしながら、顧客ヒアリングを行い要望を吸い上げて新商品に反映。
他社に先駆けて提案することで商談を獲得した。
また、新商品を〇〇業界各社へ横展開することでさらなるシェア拡大に繋げた。
というような感じで、スポットライトを当てるところが変わってくると思います。
経歴は過去のことなので変えることはできない。
勤務先や役職は詐称できません。
でも「自分は何も積み上げて来なかった・・」と思わず、できたことにフォーカスして
それをどのような切り口で書くか?
入りたい企業にどのようにアピールするか?
を意識して書きましょう。
もし、「書けることがないぜ!」と思ったならば、それは大チャンス。
プロフィールにかけるような実績をいまの仕事の中で作ればいいのです。
次のキャリアを意識すれば、いまの業務内容での頑張りどころや出すべき結果が見えてきますよね。
それだけでも10歩くらい前進です。一緒にがんばりましょう!